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道議団の動き
真下道議ら旭川医大学長と懇談 08.04.21

医師確保に予算きちっと

日本共産党の真下紀子道議と佐々木卓也旭川市議団長は21日、旭川医科大学の吉田晃敏学長と医師確保対策などについて懇談しました。

吉田氏は2007年7月、旭川医大の学長に就任しました。「地域枠推薦入学」(別項)の定員を08年度入試の10人から、09年度は50人に拡大すると発表。医師不足解消にむけた医育大学の取り組みとして、注目されています。

「学長の『格差なき医療』という視点でお話しいただきたい」と切り出した真下道議。吉田学長は、「(国と道は)医師確保にきちっとお金を使うべきです」と答え、「地域枠」の拡大で「道内の地域医療に意欲をもつ学生を育て、貢献したい」と話しました。

また、医局に残った医師のうち非常勤で年収が350万円程度にとどまる「医員」を道職員として採用するよう道に提案していると紹介。「医員」の処遇改善と地方の医師確保の両面で効果があると強調しました。

佐々木氏は、旭川市立病院の臨時医の給与は常勤医師なみを支給していると話しました。

吉田学長は1994年に開始した「遠隔医療」について、地方の患者に質の高い医療を提供するため、国に活用の拡大を働きかけていると紹介。真下氏は「医師不足対策としても、活用範囲を広げることは有効です」と応じました。

旭川医大の地域枠推薦入学

08年度の「地域枠」10人は、出身地域と卒業後の研修・勤務地を旭川圏をのぞく道北と道東、北・中空知地方に限定。道北・道東地域の医師不足の解消という同医大の設立の理念に基づくものです。09年度からは地区枠を40人追加。新たな枠は出身地、研修・勤務地ともに、全道を対象とするとしています。

(08年04月26日付「しんぶん赤旗」北海道のページより)


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